難民問題を身近なものに。

ギリシャの難民キャンプでボランティアをしています。募金活動をしており、みなさんと一緒に難民問題を考えていきたいと思っています。

インタビュー企画第2弾!~難民キャンプでボランティアとして活動するとは?~

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Alan&Katherine夫妻

前回、自身の母親も難民だったというBeaさんをインタビューさせていただきました。

 

今回は、夫婦でボランティアに参加されている、Alan&Katherine夫妻に

インタビューさせていただきました。

 

ご夫婦でボランティアに参加するなんて素敵ですね。

毎朝ボランティアに行くまえにコーヒーショップによるのですが、

いつもホットチョコレートをごちそうしてくれたり、

ほんとに素敵な夫婦です。

そして大の日本食、日本文化ファンでたくさん日本のお話をしました!

 

 

そんなお二方にこんな質問をぶつけてみました!

  1. 今回のボランティア参加に至った経緯とは?
  2. 今回のボランティアを通じて感じたことはどんなこと? 
  3. 難民問題に関心のある人へのメッセージ。今私たちにできることとは?

 

では、まず一つ目の質問、ボランティアに参加に至った経緯とは?

 

実はAlan&Katherineはこれが初めてのボランティア経験ではなく、

今までにインドの栄養不良の地域でのボランティアや、

フランスとイギリスの国境での難民支援、

基金のアンバサダーを務めるなど、

すでにボランティア経験に精力的に取り組んできていらっしゃいました。

 

もともとファッションビジネスで世界中を飛び回っていたそうですが、

Alanさんが55歳の際に、自分たちの時間を、

世界で困っている人、恵まれていない人のために時間を使おう

と決意したそうです!

 

2.今回のボランティアを通じて感じたことはどんなこと? 

自分たちができたことはとっても小さなことだったといいます。

私たちのしたことは、Refugee Support Europeに寄せられた基金で、

食料を提供するという、根本的にこの問題を解決するものではありませんでした。

 

けれども、日々の生活を保障するのはとても重要なことですし、

BasicでEssentialなものだともおっしゃっていました。

 

そして、現在取り組んでいらっしゃるのが、

「難民の方々とつくるカレンダープロジェクト」です。

 

キャンプで暮らしている方々の中には料理が大変上手な方がいらっしゃいます。

僕たちも何度か、シリア料理をいただきました(次回以降でまた紹介したいと思います!)めちゃくちゃおいしかったです😋😋 

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いただいたシリア料理

そこで同じく料理好きなKatherineさんは難民の方々にレシピを

教えていただくと同時に、難民の方々のお話をきき、

それをカレンダーにして、知り合いの人に売るなどし、

そこで得た売上を寄付するということを考えていらっしゃいます。

 

これもまた、今まで数々のプロジェクトを世界で行ってきた

ご夫妻だからこそできることなのだなと思い、

素晴らしいなと思います!

 

3.難民問題に関心のある人へのメッセージ。今私たちにできることとは?

AlanさんとKatherineさんがよく周囲に言っている言葉が、

No one can do everything but Everyone can do something

あります。

 

どんなに偉い大統領も、一人の市民もみな、すべてをすることはできません。

しかし、それぞれ置かれている立場でできることはたくさんあると。

 

今までに多くの場所へ足を運び、様々な困難がありながら、

栄養不良の子供たちや、難民の方々に対して、

その場の状況を考え

たくさん行動してこられたお二人らしい

すてきな言葉だと思います。

 

僕自身も今回のボランティア経験をただの経験として、

終わらせるのではなく、継続して、

自分にできることをしていきたいなと思います。

 

No one can do everything but Everyone can do something

 

 

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子供に大人気のAlanさん