難民問題を身近なものに。

ギリシャの難民キャンプでボランティアをしています。募金活動をしており、みなさんと一緒に難民問題を考えていきたいと思っています。

難民支援のボランティアに参加するには?

 

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みなさんの周りで難民キャンプへボランティアに実際に
足を運んだ方はいるでしょうか。
 
おそらくそんな多くはいないはず。
 
検索を「難民 ギリシャ ボランティア」などと日本語で調べるのではなく、
「Refugee Greece Volunteering」と英語で調べましょう。
 
これが一番早いです。
今回はどうすれば、ボランティアに参加できるのか詳しく解説していきたいと
思います👏
 

 

まず気をつけていただきたいのが
なにか見学ツアーぽいボランティア経験です。
そういうボランティア経験ってたいてい、
プログラム費用をとってくるし、
だれのためにもはや活動しているのかわからないですよね。
(かといって間違えても勝手に難民キャンプへ足を運んではいけませんよ笑)
 
ということで、プログラムではない真のボランティア経験を積む方法を
お伝えしたいと思います👍
 

難民キャンプでのボランティアを募集している団体は?

僕が調べた限り、ギリシャで長期ではなく2週間から参加できるボランティアを募集しているのは、
RefugeeSupportEuropeかIndigoVolunteersでした。
 
RefugeeSupportEuropeはイギリスが本部で、ギリシャをはじめ世界数か所で,
難民支援を行っています。
主な活動は、食料を難民の方々に無償で提供したり、
寄せられた服を支給したりといった形です。
 
IndigoVolunteersはボランティアをしたい人とボランティアを必要としている団体を
マッチングをし、多くの人にプログラム費用なしでボランティア経験をできるように、
している団体です。ですので少し性質が違います。
 
そしてIndigoVolunteersに紹介された団体は、
ギリシャの難民キャンプでエクササイズや教育を難民の方々に提供し、
支援する団体を紹介されました。
 
RefugeeSupportEuropeとIndigoVolunteersに紹介された団体を比較した結果、
RefugeeSupportEuropeを選びました。
 
Indigovolunteersの場合は、参加するにあたって、無犯罪証明書が必要であったり、
特定のスキルがあることを推奨していました。
 
一方で、RefugeeSupportEuropeのほうは、特別なにかを要求しているというわけではなく、
ほぼ初ボランティアとしては僕はこちらを選びました!

 

 

ボランティアに参加するには?

Indigoは
こちらのリンクから参加希望申請できます。
そして、
RefugeeCampは
こちらのリンクから参加希望申請できます。

 

ボランティアに参加するのは難しい?

まず選考の面では、それほど難しくないと思います。
 
ボランティアとして参加できるまでの過程は、
上記のリンクから参加申請をする。
その次にSkypeで面接、
どの時期にボランティアに参加するのか日程調整する。
参加確定という流れでした。
 
どちらも面接し、行くことができることにはなったので、
選考というものはおそらくそれほど厳しくないです。
 
Skype面接では、
ボランティアの概要を説明され、
どうしてボランティアをしたいのかを聞かれ、
自分が聞きたい質問をするという形でした。
 
もちろん、日本のNPO団体ではないので、面接は英語で、
約30分~45分くらいでした。
 
電波の調子で何言っているのかわからなかったりするときはありましたが、
交換留学でふつうに日常生活に困らない程度の英語力なら全く心配いりません。
 
 
申し込むまでに
どちらの団体も参加できるのは、申し込んでから少なくとも6週間後です。
 
しかし、空きがあいていれば、希望の日時をいえば参加できると思います。
 
またウェブサイトにも、特定の期間を募集していたり、逆にこの時期はボランティアを募集していなかったりといった感じです。
 
期間は先ほどいったように、2週間からとなっており、
長い分に関しては喜ばれると思います。
(後述するようにビザの問題に注意してください。)
 
また日本からの場合は色々と長期休みの予定などもあるので、早めに申し込むのがいいと思います。なぜなら、飛行機のチケット以外にも、保険の加入を推奨されたり、ホステルの予約をしたりしなければならないからです。
 
一方でビザに関しては、ギリシアEUが定めるシェンゲンエリアなので観光としては90日間なら滞在できます
 
ボランティアはほかの国では観光ビザに分類される場合が大半だと思いますが、この団体はどのようなシステムになっているのかはわかりません。
 
というのも、僕はフランスで交換留学できており、すでに長期滞在ビザもあったためボランティア団体側も特にそれ以上のことは求めてこなかったからです。
 
また2カ月の休みがあり一カ月より少し前という遅めに申し込みましたが、行くことができました。ですので、日本から行く人は少なくとも行く2カ月前から準備はしておいたほうが無難だと思います。
 

費用に関しては?

基本的にすべて自腹です。飛行機のチケット、ごはん、ホステルもすべて自分で支払います。
 
ただ、世の中には、ボランティアプログラム自体に対してお金を支払うといったものも大学では紹介されてたりするので、
それに比べたりいいと思います。
 
団体の本分は、難民の方々の支援ですし、
むしろボランティアをできる機会を無償で提供してくれているという点では
妥当だと思います。
 

 

実際にボランティアプログラムってどんなものなの?
僕が参加するプログラムは、ギリシア、Katsikasというところにあり、最寄りの大きな都市はIoanninaです。
Ioanninaへはアテネからバスで5時間、飛行機で1時間でいけるところにあり、きれいな湖のほとりに位置する静かなきれいな街です。滞在する多くの人は、世界遺産で奇岩の上にあるギリシア正教のある修道院があるメテオラへいったりします。
週末には僕も行こうと思っています。
 
治安はどうなのかというと、
軍によって管理されていて安全面に関しては問題ないです。
 
保険に加入しておいたほうがよいでしょう。なにがあるかわからないので笑
 
そして、いよいよ現地にいくのですが、
現地での活動の詳細に関してはチャットグループがあり、
Whatappsというアプリを使います。(LINEみたいなものです)
 
ヨーロッパではWhatappsが主流なので、
行く前にアプリをダウンロードし、
日本の電話番号で登録しておくことをおすすめします。
 
現地にきてからだとSMSで暗証番号を入力しなかったりしないといけなかったりと
面倒なことが多いです。
 
ほかの参加者は、イギリスの団体ということもあり、
多くはイギリス人でした。
世代は僕と同じく大学生やリタイアされた方が多いです!
ほかの国は、
フランスやスペインやドイツ、イタリアなどやはりヨーロッパ諸国から
きている人が多いです。
 
一言でいうとみなとってもいい人たちで、それぞれ色んな思いをもってこれに参加しています。
 
次回以降、ボランティアの方々にインタビューしています!
ぜひそちらもみてください!
 
何か質問がありましたら、お気軽に連絡ください!