難民問題を身近なものに。

ギリシャの難民キャンプでボランティアをしています。募金活動をしており、みなさんと一緒に難民問題を考えていきたいと思っています。

募金活動を行う僕の原点

タイトル通り、今回は募金活動を行う僕の原点についてお話したいと思います。

 

ボランティア活動をはじめ1週間が経とうとしていたある日、

僕はキャンプにいる子供たちをあつめ、サッカー大会を開きました。

普段から僕になついてくれている、シリア出身のムハンマドと一緒に、

彼の友人を集め、近くの野原で15人くらいの子供とサッカーをしました。

その時の様子がこちら↓ 

 

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野原でサッカーをしている様子!

 

 

久しぶりの天気に恵まれ、みなボールを必死に追いかけ楽しそうでした☺

 

 

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お手製のトロフィーも作りました!笑

 

しかし、キャンプで彼らと別れを告げ、家に戻っている際、僕の心の中にモヤモヤするものが残っていました。

 

僕は表面的な彼らの一部しかみていないと。

僕は彼らの楽しげな顔しかみていないと。


もしかしたら、途中で弟をなくしたのかもしれない。
もしかしたら家族の誰かがまだ母国に取り残されているのかもしれない。

 

全員が全員こんな悲しい経験をしたわけではないとしても、

それでも、
この先どんな運命が待っているのか

 

同じ小学校のころ、同じようにボールを夢中になっておいかけ、
近所の友達と同じように遊んでいた自分とそっくりなのにも関わらず、

彼らの将来はまちがいなく不安定だ。


これから満足のいく教育を受けられるのだろうか。

自分のしたいことができるような機会が保障されるのだろうか。
これからの日々社会的な不安にさらされず、

未来に希望をもって生きていけるのだろうか。

 

そんなことを思うと、自分にいまできることを本気でしたいと

心から思うようになりました。

 

自分がいま少し行動に移すだけで、大きくなくともインパクトを与えられる。

そう確信しました。

 

NGOなんて草の根の運動にすぎない。
・寄付よりもっと持続可能なやり方がある。
・ボランティアは偽善だ
っていう人も大勢いると思います。

 

しかし、目の前の一人一人を支えたいと思ったとき、

そんなことはどうだってよくなりました。

 

まずは目の前の一つ一つのステップ、彼らの今日明日に貢献していきたいという気持ちのほうが強くなりました。


彼らが社会でふつうに生きていくまでには遠く険しい道のりが待っていると思います。

僕たち一人一人がいまできることは、

彼ら一人一人が社会でふつうにいきていくために踏んでいくステップと

同じように小さなステップなんだと思います。


そんな小さな支援。
自分が寄付しても大して世の中は変わらないといわず、
難民を「難民」という風に大きくくくるのではなく、
一人一人の生活が少しでも保証されるように

ご協力いただきたいと思っています。

 

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難民支援へ少しでも賛同していただけると幸いです。

僕たち、個人としてできることは主に、活動団体への寄付、ボランティアへの参加、など限られています。そして遠く離れた日本からできる唯一のことが募金活動だと思います。どうか募金活動にご賛同いただけると幸いです。

 

以下のリンクより約500円から寄付していただくことができます。

難民支援の輪を少しでも広げたい!/ Kohei's fundraiser for Refugee Support Europe